前回のブログに書いたように、まだまだ抽象的ではあるが、起業する塾のアウトラインが決まってきました。
しかし、場所を決めたり、スタッフの採用をしたりなど、まだまだしなければならないことが山ほどあり、忙しい日々を送っていました。
今回のブログでは、少し時間を前に引き戻し、起業の決心をしかねているときに出会った人からもらった言葉をもとに考えたことを記しておきます。
会社経営の先輩方から学んだこと
会社を退職してから、しばらくの間は抜け殻のようになっていた時期がありましたが、
そこから立ち直ると、自らの不足している力やスキルの充填に注力している時期を過ごしていました。
その当時、幸運にも、いろいろな業種、いろいろな年齢の会社を経営しているような立場の人と出会って話を聞かせてもらう機会に恵まれました。
その方たちと話すと、共通して大切にされていることがあることを感じました。
その共通して大切にしていることは、「人・お金・健康」でした。
「人」については、自分一人でよがっていてもたいしたことはできない。
だから、周りにいて一緒に頑張ってくれる人を大切にしなければならない。
「お金」については、お金が無くなった瞬間、事業は終わりをむかえる。
もちろん、借入という手もあるが、信用がなければだれも貸してはくれない。
だから、お金が必要というだけではなく、信用されるお金の使い方ができる能力も必要である。
そして、「健康」については、継続的に元気に頑張らないと答えは出ない。
だから、継続的に頑張り続けるためには自らを律して心身ともに元気に保たなければならない。
それに加えて、30歳を迎える前の私は、勉強を継続することも大切であると考えました。
そして56歳の今も変わらずに、そう思っていますが、今日の自分より明日の自分が成長していなければ、前に進むはずがありません。
だから、昨日知らなかったことも、明日は知っているように学ぶ必要があるはずです。
昨日できなかったことも明日はできるように努力する必要があるはずです。
さらに大切なことは「運」です。
これについては、根拠はありませんが、明日の自分は、今日の自分よりきっと良くなっているはずだと、上を向いて前に進んでいれば、「運」も味方してくれるはずです。
その味方なしには成功し、継続することは難しいのだろう。
こんなふうに企業を前にした30歳を迎えようとした私は考えていたように思います。
今の私が「大切」だと思うこと
ここからは56歳の現在の私の意見です。
事業を起こすことは、さほど難しいことではない。
「ヤル気」があれば誰でもできる。
成功することもさほど難しいことではない。
「ヤル気」と「スキル」そして「人」と「お金」があればなんとかなる。
しかし、継続することはほんとうに難しいことである。
いろいろなことが折り重なってはじめて、継続することができるのだと
そして、何か一つ欠けても、継続はできないと感じています。
(つづく)
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